“激やせ出演者”多数も影響か…14年続く『仮面ライダー』恒例の冬映画はなし? 公式から出た「回答」

『仮面ライダー』シリーズ(テレビ朝日系)の人気コンテンツの1つ、通称「冬映画」に異変が起きている――。

「冬映画」とは、2009年12月公開の『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』から昨年12月公開の『仮面ライダーTHE WINTER MOVIEガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』まで、14年間わたって毎年冬に公開されてきた大人気映画コンテンツ。

 放送中のライダーと直近作のライダー、場合によってはさらに過去作の仮面ライダーが共闘する、豪華なコラボ映画である。15年目を迎える今年は現行作品『仮面ライダーガヴ』(24年9月~)と前作『仮面ライダーガッチャード』(~24年8月末)のコラボ映画が公開されると誰もが思っていたが、残念ながら今年は公開されない可能性が日を追うごとに高まり、ファンの間では嘆きの声が多く寄せられているのだ。

「冬映画」が公開されないという気配――まず、例年なら遅くても11月上旬には解禁されるはずの映画情報が、いつになっても出てこない。それどころか、『仮面ライダー』の制作会社『東映』は11月14日に『2025年3月期連結決算第2四半期(中間期)説明資料』を公開したが、そこに掲載されている2025年以降の映画作品のラインナップには、「冬映画」に該当する作品名が書かれていなかったのだ。

 加えて、現在放送中の作品『仮面ライダーガヴ』は制作スケジュールを見直し、例年よりも3か月前倒しで撮影が進んでいた作品でもある。『仮面ライダー』は一般的なテレビドラマと違い、結末を決めないでシナリオを書き始めることが多いため、前作『仮面ライダーガッチャード』と脚本面でのすり合わせが難しいことは、以前からファンの間で言われていたことだった。「冬映画」は直近作の後日談であると同時に、現行作品の本編とも一部連動することが多いからだ。

 もしかして今年は「冬映画」が公開されないのでは――真相を確かめるべく、小サイトが11月18日午後、東映に直接問い合わせたところ、映画営業部から「冬映画など続編の有無について、こちらからは回答できかねます」という返答があった。

 そして、その日の夜7時、公式からの回答として決定打とも言えるポストが、『仮面ライダー』の派生作品『風都探偵』の公式Xから投稿された。

『風都探偵』の公式Xでは、11月8日から公開中のアニメ映画『風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』と、25年2月21日から公開予定の映画『仮面ライダーガッチャード GRADUATIONS』の特別コラボビジュアルを添えて、

《この冬、劇場版ライダーはこの二本!!》

 という文言を太字で強調したポストを投稿。

 ライダーファンが待望していた『劇場版仮面ライダーガヴ×ガッチャード(仮)』の公開はないと、公式が暗にそう言っているかのような文言に、ファンは騒然。

《ライダー冬映画、無理なスケジュールは止めるべきだけどコラボは見たい……》
《ガヴはかなり早い段階から撮影されてると聞くし、無いのも仕方ないのか》
《もし本当にガヴ撮影前倒しをしたせいで冬映画やれないんならさ、来年からは今まで通りのスケジュールに東映戻したら?ってなるね、まぁ余裕を持って撮影ができるのかもだけどさ》
《ライダー冬映画がなくても、今までより余裕を持った撮影スケジュールでスタッフの負荷も減って、結果毎週面白いんだから全然それでいいですね》

 といった声がXにも寄せられている。