【摂食障害】「神経性やせ症」ってどうやって治療するの?入院行動療法について専門医が解説【国立精神・神経医療研究センター】

神経性やせ症の治療では、まずある程度の体重回復を目指すことが最優先です。ある程度の体重回復というのは患者さんの状態や治療経過や方針によっても変わるため、わかりやすい基準はありません。ただ、日本では心理療法の導入の目安として標準体重の65%以上、BMIでは14以上とする場合が多いです。ある程度体重が回復しないと心理療法の効果も期待できないためです。

治療を始めるためには、安心できる療養環境を確保することが大切です。ストレスを取り除くために環境を調整するのはもちろん、ご家族をはじめとする周囲の方の理解やサポートも重要となります。

この動画シリーズでは心理的治療や家族療法をはじめとする様々な治療支援について紹介していきますが、今回は身体的治療について解説します。

■チャプター
0:00 – 神経性やせ症:身体的治療の概要
0:59 – 神経性やせ症:体重の基準
1:44 – やせの程度による身体状況と活動制限の目安について
3:47 – 入院治療(行動制限療法)の事例紹介
5:28 – 不適切な食事の常態化の危険とその対処法について
5:57 – やせの弊害を防ぐために必要なこと
6:56 – まとめ

■摂食障害情報 ポータルサイト
https://edcenter.ncnp.go.jp/edportal_general/
■摂食障害全国支援センター
https://edcenter.ncnp.go.jp/

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