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2日は、「マイナ保険証」の話題です。
“マイナ保険証に登録していればこれまでの健康保険証いらない”と思っている人が多いようなんですが、現場の医師たちは「捨てないで」と呼びかけています。
もちろん、捨ててしまった場合は健康保険証を二度と発行できません。
マイナ保険証に加えて、これまでの健康保険証はどう使ったらいいのでしょうか。
マイナ保険証を所有している人は約7000万人いますが、ひも付けせずは1700万人。マイナンバーカードを所有していない人も3000万人近くいるという状況になっています。
まずは、これから病院に行く時にはどうすればいいのでしょうか?
本格的な運用が、2日から始まったマイナ保険証。
これを持っている人は、顔認証付きカードリーダーにマイナ保険証を置いて本人確認を行います。
そして、2025年夏ごろにはマイナ保険証をスマホに搭載できるようになるということです。
続いて、マイナンバーカードに保険証をひも付けしていない人、そもそもマイナンバーカードを持っていない人に関しては、これまで通り、健康保険証で受け付けが可能ですが、この健康保険証の新規発行は、12月2日から停止になります。
今の保険証は、有効期限内で使用できますが最長で2025年の12月1日までです。
そして、マイナ保険証を持っていない、さらに転職や期限切れで健康保険証が使えなくなった場合は、資格確認書で受診できます。これは申請しなくても送られてきます。有効期限は最長5年使うことができます。
そして、マイナ保険証を持っていても今までの健康保険証は捨てないでください。理由は、マイナ保険証の機器がそもそもない医療機関もあるからなんです。また、マイナ保険証を紛失してしまったり、機器のトラブルもあるため捨てないで持っていてほしいということです。
マイナ保険証を使うと何が便利なのか、大きく3つあります。
1つ目は、患者本人が同意すれば、過去の薬のデータを医療機関、薬局が共有することができます。そのため、複数の病院に通っていたとしても薬の重複だったり、危険な薬の飲み合わせなどを防ぐことができるので安心だということです。
2つ目は、同意があれば、血液検査や心電図検査などの特定検診の結果も共有できるので重複を避けることもできます。
3つ目は、医療費控除を受けるための確定申告で領収書を保管したり添付する必要がなくなり、マイナポータルの情報で申請できるので作業が簡単になるというメリットもあります。
そして、子どもや女性が持つ「医療証」は引き続き必要となり、医療証とマイナ保険証か健康保険証とセットで見せないといけないため、忘れず持ってくる必要があります。
また「子どもの顔認証が大変だ」「ちゃんと正面を向いてくれない」という声がSNSにも上がっていて、子どもがマイナ保険証で受付する際には、親など付き添いの人が子どものカードをリーダに置いて顔認証する代わりに暗証番号を入力しても良いということでした。
この暗証番号は3回連続で間違えるとロックがかかってしまうということなんです。暗証番号を忘れたりロックがかかってしまった場合は、住民票のある自治体の窓口に行って再設定が必要になります。
紛失した場合は、マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)に連絡して、利用の一時停止手続きを行ってください。
その後、自宅がある市区町村の窓口で再発行の手続きをしてください。
12月からは、最短5日程度での再発行が可能です。
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